残業時間と人材育成

少しブログのの更新に時間がかかりました。

先日に続いて残業時間の考察をしてみたいと思います。そもそも、何故、残業時間が発生するのでしょうか?サラリーマン時代を振り返って思うことは、突発的な残業は、ほとんどの場合にお客様の急な注文要請でした。終業間際に特に多かったように思います。中小企業の場合はお客さんに問題があったことになりますね。

次に多かったのが、会議の資料つくりのための残業です。この時間は、自分にとって一円にもならないことだとわかっていたので、徹底的に内容を薄くして時間の節約に努めました。会議のための資料作りほど無駄なものはありませんでしたね。今、思うとA4用紙一枚で終わらせれば良かったと思います。何せ上司が低レベルでしたから、自分の部下の状況を全く把握していませんでした・・。皆さんの会社は生産的な会議ですか?

先日も述べたように、起床後12時間を過ぎると人間の脳の状態は、酒気帯び運転状態に低下する訳ですから、残業など従業員にさせない方が会社のためです。2019年春から残業時間の上限規制で、厚生労働省が45時間を超えて残業をさせる場合に社員の健康を守る対策を定めることを義務付けると新聞に出ていました。

そんなことを義務付けるより、残業の割増率を25%から100%にを変更してはどうでしょう。そうすれば、それに対応して、社会の仕組みが変わっていくと思います。何を絵空事を言うか怒られるかもしれません。でも、昔から、我々は外部環境が変わればそれに対応して、それとともに生産性も向上させてきたのです。医学的に酒気帯び運転と同レベルの状態に低下することがわかっているのに、従業員に残業をさせること自体が愚かな行為だと上司に気がついて欲しいですね。顧客のいいなりになって、価格を下げることしかできない人を残しておくより、もう少し頭を使って「工夫する」ことができる人を育成して欲しいですね。残業禁止の中小企業があり、20年間も右肩上がりの数字を残しています。そろそろ大企業でも、そんな会社が現れてくることを期待しています。