人材不足時代がやってくる

今日の新聞記事に政府の外国人の「在留資格の枠組み」に心配な点があるとありました。間口を広げる議論ばかりで肝心の日本の社会生活に馴染めるのかを危惧している、とありました。その点も心配であるけれども、ちょっと待ってくださいな。前回も書いたけれど、通常、残業をさせると人間の脳は酒気帯び運転と同等のレベルでしか働かないという事実があるのです。このことを忘れているのではないですか?今、やらなければいけない仕事を後回しにして、どうでも良い業務を先にやらされている感があるのが現在の日本の企業の実態です。日本の女性と高齢者(65歳以上)の雇用を問題も後回しにされてはいませんか?

生産性を上げるためには、二つのことが考えられます。一つは、無駄と言われている業務日報の記入や上司に提出するための資料の作成などを止めることがあげられますね。もう一つは、売上の単価を上げることです。売上単価の話は今回は置いといて、時間を削ることのできる業務を考えてください。会社で決められている書類を作成することがいかに多いかを考えてみてください。

みずほ銀行が、事務ワークをロボットにやらせることで大幅な時間を短縮させることを目指していますね。大企業だけではなく、中小企業の社長も無駄な事務作業を止めさせませんか?自社の従業員の時間を無駄遣いしていて生産性を落としていますよ。このことに気がつかない会社は、これからは人手不足で廃業せざるを得なくなると思います。そうなる前に立ち止まって考えてみてください。

小さなイノベーションを起こすのには、多様性のある人事構成のほうが有利だと言われています。それこそ老若男女でイノベーションを起こして、短い労働時間で現在の2倍以上の売上を獲得することを考えてみてください。中小企業こそがイノベーションをたくさん起こせることに経営者の方々は早く気がついて欲しいですね。人材不足時代に向けてチャンスが転がっているのだと自覚した人が生き残るような気がしています。