人材育成をしよう

新型コロナウィルス蔓延の際に、経営者には正しい情報を認識し従業員を守りながらいかに企業を存続させていくかが求められました。マスメディアの情報は偏りが多く信用できることが少なすぎました。自分の周りの「かかりつけ医」や「知人の看護師」など具体的な話を聴くことで正しい情報が得られるのだと気づかされます。

経営に関する情報も同様で、経営アナリストなどの世界経済情報を基にして経営者には自分で判断することが求められています。これからの時代は、正しい情報(事実)を基に自分で物事の良し悪しを判断できる人材が必要になってきます。そのためには、経営者が従業員を育成していくことが重要になります。従業員には普段から考える習慣を身につけさせ、問題点を発見しそれを課題として捉える判断力が求められます。このためには経営者が「意思決定権」を従業員に権限移譲をしていくことが必要になります。

人手不足だからそれができないと嘆く前に、今いる人材をどのように育成していくかを考えなくてはいけません。良い人材というのは簡単に採用できるものではありません。人材は採用するものでは無く自分で育成するものなのです。人材育成システムの構築はされているでしょうか?

新型コロナウィルス騒動をきっかけに、経営者が「正しく判断する力」を醸成していかないと5年後には企業の存続が危ういかもしれません。そのために人材をいかに育成していくかは経営者の考え方一つにかかっています。今回の騒動をきっかけに、経営者が自分自身を変革させなければならないと気がつくことが必要です。不確実性の時代に突入した今、しっかりとした考えを持って経営していくことが必要です。